バッシュについて
- maeshima
- 2022年5月24日
- 読了時間: 7分
更新日:2022年5月28日
バスケットを始めたら、まずバスケットシューズですよね。
けっして安いものではないので、諸事情により購入できない場合は仕方がないのですが、やはりバスケットをやるからには、バッシュを履きましょう。
対外試合のないMet'sでは、バッシュを履いている子が半分くらいしかいません。学校の上履きで参加する子もいたりして、時には裸足でゲームに参加しようとしたりもします。バッシュをなぜ履かなければいけないのかを、お話ししていきましょう。
バスケットは激しく動くスポーツです。高くジャンプして着地します。前後左右急激に動き出し、急なリズム変換をします。高速で走って急に止まったり、急に方向変換もします。相手との激しいポジション争いで足を強く踏ん張らなければなりません。どう考えても足への負担は大きいですよね。しかも、身体発達最中の小学生にとっては。
小学生はまだ母指球をうまく使って走行、平衡を保つことが難しい
着地の際の足のつき方が安定していない
つま先を曲げる力が弱い
足の筋力が弱い
などなど、まだまだ足の使い方が大人のようにはいきません。
無理していると、オスグッドになりやすくなりますし、酷い場合は疲労骨折する事例も珍しくはありません。
そのように、子どもだからこそ、バッシュを履かなければなりません。
では、どのようにバッシュを選んだらよいのか。
先日、朝霞のフタバスポーツに行きました。この店のバスケットコーナーは、少年少女に特化しています。ジュニア用バッシュが豊富にあります。来店客を見ていると、この春バスケを始めた子どもにバッシュを買う親子でごった甲斐していました。
聞こえてくる声は、
「この子、初めてバスケやるのですが、どれを買ったらよいのかわかりません」
と店員に聞く保護者でした。
おそらく、何を買ったら良いのかわからない人は多いかと思います。
そこで、シューズ選びのポイントです。
バスケは、急に止まることが多いスポーツです。そこで止まれなかったり、足がずれたらトラベリングになります。それどころか、滑って転倒したら怪我をします。ですので、まずは、ソールを確認します。
『ソール(靴底)を触ってみて、ねっとり手に吸い付くような感じがするのかを確かめます。』
まだつま先の力が弱いので、
『アッパー(足の甲)を折り曲げてみて、曲がりやすいか』ただし、柔らかすぎないこと。
大人用はジャンプ力を上げるため、硬いものもあります。
母指球を使いやすいように、
『ソールの母指球にあたるところの溝が円形になっているか。』
『安定した着地ができるように、ソールの着地面が広いか。』
大人用は、ポジションのプレイの特徴ごとに適した形状になっているので、ソールの形状が子供用とは異なります。
ローカットよりもミドルカットに。捻挫防止になります。
続いてシューズメーカー、商品についてです。
バスケットを始める子どもに適したシューズのお薦めは、アシックスのダンクショットです。
今のモデルはデザインもカッコ良くなり、モチベーションが上がることでしょう。
そのほかは、ミズノのルーキーBB5。
https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/W1GC1970/
その2つ。
ナイキ、アディダス、アンダーアーマーなどからもすごくカッコイイシューズも出ていますが、機能的なことを考えると、まずは上記2つから。
6年生になり、サイズが24センチを超えたら、大人用に。
最初は、やはりアシックスのゲルフープから。女子はレディゲルフェアリーというシューズもあります。
サイズですが、成長すること、厚手の靴下を履くことなどを考えると1サイズ大きめがよいかと思います。そして、シューレースはしっかり閉めること。足全体をしっかりと包み込むようにする。着脱時はシューレースを緩めてください。また、靴の中で足がスリップすることがないようにすることが大切です。
プロ選手を見ているとナイキのシューズを履いている人が多いですよね。デザインもカッコ良く、どうしても憧れてしまいますよね。
ジョーダンとナイキレブロンなどカッコイイシューズを履くことにより、モチベーションが上がります。さらに、シューズに適したプレイをしなければいけないという使命感も湧いてきます。そういう意味では、プロの真似をすることは良いことだと。
しかし、日本人向けに子どもの足や発達を研究し作られた、アシックス・ダンクショット、中学生であればアシックス・ゲルフープからがお薦めですが、スポーツ店に足を運び、いろいろなシューズを触って試着してみるとよいでしょう。硬さはどうか。大人用は激しいプレイに耐えられるようにできていますので、硬いものもあります。
次に、ソールを触れてください。手に吸い付くような感じがするかどうか。体育館の滑りやすいコートでグリップ力が出るかが重要になるため、店の床で擦ってみてピタリと止まるか確かめてみましょう。ただし、店員に注意されない程度で。
そして、外履きより0.5センチ大きめのを選び、履いていて痛くないか、走りやすいか、ジャンプしやすいか、くるぶしの当たりはどうか。そして、サイズ感はどうか。可能であれば、シューレースをしっかりと調整してしっかり結んでください。
それらを考慮して、自分の足にフィットするシューズを選びましょう。
さて、初めは紹介したバッシュ。バスケが好きになったら、ナイキなどのカッコイイシューズ。そして、ガチでやるようになったら、自分のプレイスタイル、ポジションや最高のパフォーマンスをしやすいことを考慮して選びましょう。それでもわからないようであれば、店員や経験の長い人に聞くのがよいと思いますが、オールラウンドに使えるバッシュは、アシックスのゲルバーストかと。
特に、速く走ること、軽やかなステップを踏めること、クイックネスに特化したバッシュです。インターハイやウィンターカップを見ていると、強豪チームの多くの選手はこのシューズを履いています。
初めての人はどこで購入したらよいのか、わからないかもしれません。
靴店ではなく、スポーツ店で購入できます。
高島平近辺であれば、スエスポーツ(成増)、ヴィクトリア(光が丘)、スポーツオーソリティ(赤羽)が行きやすいですね。少し足を延ばせば、北戸田イオン内のスポーツオーソリティや朝霞のフタバスポーツなど種類が豊富にある店があります。フタバスポーツは、ジュニアサイズが豊富にあります。
都心に出ればたくさんあります。新宿、渋谷のGallery2、渋谷のM'sスポーツ、御茶ノ水ゼビオ、御徒町のスポーツジュエンなどなどで購入できます。
小学生のボールについてです。
Met'sでの持参ボールを見ていると様々なボールを持ってますね。どれがいいとか、悪いとかは特段指示しませんが、基本的なボール選びを記しておきます。
サイズはU12では5号球です。しかし、中学に向けた6年生は7号(女子6号)でもMet'sでは構いません。ちなみに、ユースチームでは、7号球を使います。リングも305センチです。(ミニバスは260センチ)
材質は5号球の場合、できれば人工皮革にしましょう。ゴム製は外用となります。
製品は、モルテンのBG5000かJB5000の人工皮革が公式球です。
ユースの試合では、スポルディング製を試合球としています。
中学になったら、上記の7号(女子6号)で、天然皮革で。ただ、天然皮革は高額なので、練習用は人工皮革でも良いです。
バスパン、バスケTシャツについて
Met'sT shirtであれば問題ありません。バスケ専用でなくても、速乾性の素材のものを。
続いてハーフパンツは、なるべくバスケット用パンツ(略称バスパン)にしましょう。Met'sでもバスパンではなく、普段着用を履いてくる子が多いです。
バスケをする上で、足が動かしやすい、汗がまとわりつきにくいことが重要ですので。しかも、長めでお洒落です。ただし、膝が見えるサイズで。
ちなみに、公式戦では、ユニフォームパンツが膝下まできていると失格です。(成長期の選手は罰則対象にならない)
あと、フード付きのものは、危険ですので、練習中は着ないようにしましょう。
バスケをする時は、バスケの格好をする理由が理解できたでしょうか。
それに、バスケの格好をすれば、モチベーションが上がり、上達も早くなるはずです。
ですので、素人でも格好から入ってもいいのです。
長々書いてしまいましたが、参考になったでしょうか。
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